医学博士 根本 昌幸
入院期間・手術の時間は?
入院:3~4週間、手術時間:ほとんどの症例が1時間半以内に終わります。
人工膝関節の耐久性は?
約10年から15年といわれておりますが、それ以上に使用されている方もおります。
手術の痛みは?
手術は全身麻酔で眠っている間に行います。痛みの強い術後3日間は麻酔によりたいぶ痛みを軽減できます。
出血は?
止血帯・短時間手術により最小限に抑えます。術後、関節にたまる血液は体に戻します。
輸血は?
ほとんどの方は輸血をしないよう手術を行っております。
体調等にあわせて選ぶことができます。 1.自身の血液を利用する自己血輸血 2. 日本赤十字社の照射血
体調等にあわせて選ぶことができます。 1.自身の血液を利用する自己血輸血 2. 日本赤十字社の照射血
手術後どれぐらいで歩けますか?
個人差はありますが、術後3日ほどで歩行器で歩けるようになってきます。約2週間ほどでT字杖で歩け、外泊等も出来るようになります。
手術前に気をつけることはありますか?
特にはありませんが、自己血輸血を行う場合には、鉄分等を補う薬が出る場合があります。糖尿病や血液をさらさらにする薬を飲まれている方は医師に相談ください。
術後に気をつけることはありますか?
正座・和式のトイレ等については避けたほうがいいですが、個人差がありますのでご相談下さい。術痕については3ヶ月ほど違和感がありますが、徐々に慣れてきます。布団よりもベッドの方が過ごしやすいと思います。
安全性について
感染症が起こらない様に最善の処置を行っております。合併症の一つである、肺梗塞を起こさぬよう術前検査や術後検査を行い、最大限の努力をしております。万が一の為研修、地域医療連携を保っております。体質等により関節に大きなゆるみ等が発生した場合は再手術する場合があります。